官製ワーキングプア

自治体の非正規雇用と民間委託

官製ワーキングプア
著者 布施 哲也
ジャンル 社会科学 > 生存と反貧困
出版年月日 2008/07/01
ISBN 9784822808709
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり

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“生活が保障され、安定している”と思われていた公務員もワーキングプアに! 数十万とも、数百万とも言われる自治体に働く嘱託・臨時職員、民間委託の実態を市議会議員が明らかにする。
第1章 嘱託職員・臨時職員に聞く
 1 未来のある話を聞きたい
  下がりつづける時給  リストラからワーキングプアへ
 2 電話で決まる講師の仕事
  講師のクビを切る担当教員  賃金は一三年で頭打ち
 3 勤務は一〇年が限度
  私にはボーナスがありません  せめて通勤費をください
 4 解雇は指定管理者制度導入のため
  最初はあった自主運営の熱気  虚しくなる解雇撤回の運動
 5 解雇された嘱託職員
  解雇は正職員採用のため  はじまる正規職員からの差別

第2章 自治体発ワーキングプア
 1 江戸の官もワーキングプア
  明治の官吏は「おいこら庶民」  維新の出頭人は薄給の武士
 2 お上と庶民の微妙な関係
  暮していけない武士の「米本位制」  従順な庶民が誕生する
 3 削減にならない職員削減
  自治体の非正規雇用は四割へ  賃金は正規職員の三分の一以下
 4 地方公務員法の限界
  まず勝てない解雇撤回裁判  賃上げはだめだと総務省は言う
 5 年次改革要望書とワーキングプア
  ワーキングプアの元凶はムダな公共投資  アメリカが求めるので郵政民営化
 6 増えるのは税金と施設
  誰が儲ける公共工事  生活できない年金のみの収入
  女性の四割以上がワーキングプア

第3章 増えつづける自治体非正規職員
 1 学校は職種と雇用の見本市
  教頭も知らない教員と職員  給食調理現場もワーキングプア
 2 図書館も非正規雇用
  正職員は館長ひとりだけ?  財政格差が文化の格差に
 3 不明な一部事務組合と広域連合
  隠れてしまうワーキングプア  責任者は「充て職」ばかり
  チェックが難しい中二階
 4 押しつけられた非正規雇用
  庶民に厳しい課税制度  自治体で働き市民税を滞納する
 5 議会は非正規雇用を推進する
  批判できない議員と議会  ワーキングプアがいない政策決定の場
 6 増えるのは警察官
  もてるのは警察官ばかりなり  情報は官僚へ官僚へ
 7 同一労働で格差賃金
  非正規職員は守秘義務おかまいなし?  働けど働けど薄給なり

第4章 民間委託は誰のためか
 1 指定管理者制度の誕生
  パートばかりの委託先企業  あらゆる施設が対象に
  支払う賃金は管理者の裁量で
 2 何だかわからないPFI制度
  究極の民間委託なのかPFI  利益は民間に負担は税金で
  図書館も刑務所も民営化
 3 外郭団体もNPO法人も受け皿に
  外郭団体化するNPO法人  再委託に再々委託と委託は続く
 4 職員半減の街・志木市のこと
  身分は有償ボランティア  パートナーとはなれないパートナー
 5 現業職場と図書館では
  企業に人気の学校給食事業  自治体発の「民間ワーキングプア」
  大手が仕切る図書館委託
 6 自治体財政悪化は誰の責任
  限界にきた国と地方の財政のしくみ  自治体も違いがあっていい

第5章 処方箋をさがす
 1 新自由主義がもたらすもの
  小泉政権が福祉を壊した  庶民も従順に政府も従順に
 2 自治体最低賃金を定める
  低額すぎる最低賃金法の最低賃金  生活保護基準を基準に
 3 価格入札から政策入札へ
  ダンピング防止がワーキングプアの防止  ILO条約批准が最初の一歩
 4 運動は自治体を動かし法を動かす
  民間労組が自治体職場でストライキ  法解釈を変えるシンプルな運動
 5 運動はしなやかに
  派遣を止めさせ非正規雇用に制限を  大切なのは当事者の意思と行動

あとがき

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