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ぐうたら流 有機農業のコツ読本

ぐうたら流 有機農業のコツ読本

生態系を維持しながら、再生可能な自然資源を巧く使う有機農業のコツを「面倒くさがり屋=ぐうたら」な京都大学農学博士が伝授する。

著者 西村 和雄
ジャンル 自然科学 > 農業・食
出版年月日 2018/02/01
ISBN 9784822818913
判型・ページ数 4-6・276ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり

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 地球の生態系を維持するためには、「森林や草地が、普通に行っていることを基本として学び、それに少しわれわれの智慧をくわえて土壌を肥沃に維持する方法を考えればいいのだ」ということにほかなりません。永続可能な農業の基本は、再生可能な自然資源を巧く使う有機農業に尽きるのではないでしょうか。(「はじめに」より)
“面倒くさがり屋=ぐうたら”な京都大学農学博士が、有機農業のコツを伝授します!
はじめに
 わかりにくい有機農業
 理科系は出世できない??
 有機農業の歴史
 有機農業の歴史
 有機農業の定義
 追加の説明

Ⅰ ぐうたら流 土を育てる
 1 日本の土壌について
    黒ボク(赤ボクもありますが)
    沖積土壌
    マサ土(真砂土)
    理想の土壌をつくる育土の技
    団粒構造とは?
    育土の秘訣
 2 植物の力を借りて土を育てよう〜その1──マメ科の植物を使った育土について
    根粒菌の力を使って大成功!
    水が引かない水田で
    熱帯・亜熱帯のマメ科植物を播く
    マメ科植物の効果とは?
    マメ科植物を播いた効果は?
    べつのマメ科植物
    マメ科植物の使用後の感想と注意点
 3 植物の力を借りて土を育てよう〜その2──イネ科の植物を使った育土について
    新しい土地を早く肥沃にしたい?
    大量の畜産排せつ物のうえにキングソルゴーを播種
    イネ科の植物を使ううえでの注意点
 4 土を育てるには時間がかかる?──土壌生物の引っ越し大作戦
    播き時に、ダイズかアズキを播く
    マメ科作物には、肥料も必要
    アズキの方がダイズより乾燥に強い
    トマト・ピーマン・トウガラシなどを植えるとき、ダイズを播種
    畦畔の土にいる土壌生物が畑に移動する
    “自然農法”が可能になる道が拓けます
    収穫が終わったあとの作物根は土の中に置いておく
    雨や雪に含まれるリンの量は、けっこう多い
    雑草ではなく、“野草”といいましょう
 5 草は草にかえし、木は木にかえす──有機物の分解時間について
    土壌生物が豊かになると土壌が膨軟にふくれあがった
    市販の完熟堆肥を使うときの注意
    人間のおもい込みがちな誤解
    有機物を堆肥にするときの原則が、「木は木に、草は草に……」
    有機物を堆肥にするためには栄養分が必要/炭素と窒素の比率(C/N比)

Ⅱ ぐうたら流 畑づくり
 1 メリットいっぱいの草マルチの効用と使い方
    野草をなくすには30年もかかる
    野草の生存戦略を知ること
    子葉が出たらすぐに抜く、つぎには地際から刈りとる
    刈り草で地面をおおう“草マルチ”をやってみましょう
    ヘアリーベッチを筋撒きしても良い
    草マルチの利点はたくさん!
 2 草の中で野菜がすくすく育つ⁈
    私の畑のやり方
    畑の石が沈んでゆく⁈
    畑の耕起は、苗を移植する時と根菜類を掘るときだけ
    草をおさえて作物を大きくする
    カマキリの卵と茶の花で積雪予測
    モグラ対策、鳥害対策
 3 ボカシ肥は自分で手作り
    ボカシ肥とは?
    ボカシ肥の作り方
    自分の畑の土着微生物を使う方法
    ボカシ肥を使うポイント
    C/N比をしっかり確かめましょう
 4 これぞ、ぐうたら流タネ播き「やんちゃ播き」
    何種類もの種をごちゃ混ぜにして播く
    私の畑で“やんちゃ播き”をやってみた
    野草は、早期発見・早期防除すること
 5 病虫害は防ぐのではなく、避けるべし
    どうすればうまく草をおさえられるのだろう?
    虫と病気、ケモノや鳥までやってきた
    作物を強くたくましく育てるしかない
    キャベツ畑のチョウを観察してわかったこと
    虫の防除方法

Ⅲ ぐうたら流 野菜栽培
 1 野菜栽培のコツは、野菜の生まれ故郷に聞け──原産地の環境を知ること
    カボチャのツルにトゲが生えているワケ
    葉や茎がツルツルなナスやネギは?
    “捨て育ち”作戦は大当たり!
    作物の原産地を知って、おだてて育てる
 2 輪作は有機農法でも欠かせない!──輪作することの意義と考え方
    なぜ連作障害がおきるのでしょう?
    輪作で連作障害をさける
    輪作のセオリは、まだ解明されていません
    畑に野草の種類が多くあると、土壌病害はおこりません
    遊び心が好きな方は、混作と間作を
 3 作物どうしにも相性がある
    作物が持つ個性の豊かさにおうじた土の育て方、栽培の仕方
    自然の中にこそ、有機農業のヒントがある
    日向が好きな作物と半日陰が好きな作物を同時につくる
    作物と育てる人との相性の良し悪し
    シェアハウスの同居人みたいな組み合わせの作物
 4 健やかに育てるための栄養バランス
    有機物は、“土の食べもの”
    健康で正常な、美味しい葉色はうすい緑色
    リンの過剰が引き金になり障害が発生
    鶏糞の多用はアブナイ
    リン資源をどのように使っていくか?
    土壌pHを簡単に調べる方法
    土壌の栄養バランスを考える
    窒素やリンの過剰投与がもたらすもの
    土壌分析でなにがわかるのだろう?
    土壌の酸度測定と加給態リン分析は、やってみること
    リンと窒素は、かなりの量が天から降ってくる
    日本列島は降水が多い
    その他の養分について

Ⅳ ぐうたら流 野菜別栽培のコツ
 1 春の菜園プラン
    ナス(ナス科)を育てるコツ
    トマト(ナス科)を育てるコツ
    トウガラシ・ピーマン類(ナス科)を育てるコツ
    スイカ・マクワウリ・カボチャ・キウリ(ウリ科)を育てるコツ
    トウモロコシ(イネ科)を育てるコツ
 2 秋の菜園プランの前に
    「秋の一日は春の十日」という言い伝え
    健康に育っている野菜の「土根性」!
    繰り返しますが、葉物野菜は葉色に気をつけましょう
    “胡麻化す”の意味とオリーブオイルの“胡麻化し”
    有機農業の土壌の温度は高めに維持されている
    葉菜類の葉を並べてみると……

 3 秋の菜園プラン
    ダイコン・カブ(アブラナ科)を育てるコツ
    キャベツ・ハクサイ(アブラナ科)を育てるコツ
    ニンジン(ユリ科)を育てるコツ
    ネギ類(ユリ科)を育てるコツ
    コマツナ(アブラナ科)を育てるコツ
    ホウレンソウ(ヒユ科)を育てるコツ
    ツケナを育てるコツ
    カブ(アブラナ科)を育てるコツ
    ソラマメ・エンドウを育てるコツ
    ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ(イモ類)を育てるコツ
4 有機農業の未来
    畜糞を大量に施用しておきた問題
    多量の窒素とリンを与えない方がいい、特に鶏糞はあぶない
    土壌の性質を見分ける簡単なテスト
    連環して複雑に絡み合っている生物の世界
    野草や作物に注視しながら農地を見てゆく
    有機農業は持続可能な世界をつくる

終 章 ウェルネスについて
 植物の根は、動物の腸を表裏ひっくり返した状態ではないだろうかか⁈
 連作障害を気にしないで、作物を健康に育てることができる
 有機栽培の最大の課題は“ウェルネス”です
 ウドンコ病のキウリに、牛乳が効いた⁈
 植物は、“考えている”のではないだろうか
 学問に、ジョーシキはいらない
 小腸の絨毛細胞のはたらきと微生物
 植物の根のはたらきと土壌の“ウェルネス”
 生物が共存する“環世界”という考え方
 人間は“環世界”の一員と考える

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