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原子力を推進する立場からも高い評価を得ているという『原子力市民年鑑2002』(A5判・365頁・2800円・原子力情報室)が刊行された。
刊行以来7冊目となる最新版は、電力自由化の潮流のなかで、大きな争点となっている再処理、廃棄物問題のデータも充実し、今後の動向を追う上で不可欠なデータブックとなっている。
巻末論文では、2001年の原子力をめぐるさまざまな動きや編者である原子力情報室の活動を紹介。02年版は三重県海山町の新規立地が止められ、新潟県刈羽村でのプルサーマル計画の凍結が決まった住民投票、11月に浜岡原発1号炉で起きた事故の経緯と問題点、CNICエネルギーモデルの開発と脱原発シナリオの検討など報告。
第泄煤A第部は原子力施設の実態を明らかにするもので、第泄狽ヘサイト別による「データで見る日本の原発」。それぞれ01年の動向、運転実績、労働者被曝実績、主な事故などの項目を立ててデータを掲載。
前述の浜岡の01年の動向についての記述は、〈…9月には静岡県、浜岡町に中部電力がプルサーマル実施を打診していたが、上述の事故によって年内申し入れは断念。建設中の5号炉(改良型沸騰水型炉、138万kw)は2005年1月に運転開始の計画。11月末時点の工事進捗率は57%を越えたという〉。
また日本の原子力発電所一覧、原発おことわりマップ、原子力発電所の運転開始計画、稼働中の原発の建設単価、各原発の発電コスト試算値等の資料も掲載されている。
第部がテーマ別による「データで見る原発をとりまく状況」で、プルトニウム、核燃料サイクル、事故被曝・放射能、世界の原発、原子力産業、エネルギー、原発立地市町村の地域経済など14のテーマに沿って各種データを掲載。
現在日本で運転中の原発は52基(世界第3位)で、建設中5基、計画中4基となっている。
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