漠さんの
地球を救うエネルギー・メニュー


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『脱!プルトニウム社会』や『原発を考える50話』に続いて世に問う書。原発こそが地球環境をこわす元凶、それを阻止した先に地球を救う展望がひらける。ここでは自動販売機減少のすすめなど「エネルギー消費を減らすメニュー」および、風力発電の普及化などの「低消費型エネルギー供給のメニュー」合わせて37の具体案を提示。抑制した論調だが、鋭角的なメッセージとなっている。

「中日新聞」「東京新聞」2000年6月25日 より


 99年9月のJCOウラン加工施設の臨界事故は原発の危険性を最悪の形で示したが、あらためて脱原発の展望とその具体的策が問われている。本書は、その方策として37のエネルギー・メニューを提示したもの。
 例えば、エネルギー消費を減らすメニューとしては、家庭における電気機器の使い方の工夫から、過剰な自動販売機を減らすこと、マイカーから公共交通への転換、夏休みをきちんと取ることなど、実現可能なメニューが並ぶ。いずれも節約一般を説いたものとは一線を画し「使わせられている」異常さを明らかにすることでまともな暮らしの在り方を示している。その上で低消費型エネルギー消費のメニューとして、太陽光発電、燃料電池、森林を活用したバイオマス、スターリングエンジン、地熱利用など、積極的な意味での「新エネルギー」が打ち出されている。安全と暮らしやすさの観点で問題解決の糸口を見いだす指南書。

「出版ニュース」2000年7月号 より

  


 冷蔵庫や洗濯機など私たちの生活を便利で快適にしてくれる機器の多くは、その動力源を電気に頼っている。今後、家庭での普及が見込まれるインターネットも電源が必要だ。そこで、「これからの電力消費をまかない、地球の温暖化を防ぐためにも原子力発電を……」とする政府に対し、著者は「原子力に頼らず、低エネルギー消費社会へと転換するべきだ」と言う。それはイコール「以前の生活に戻る」ことではない。よりエネルギー効率を高めることを目指す、積極的な考え方である。本書はそのための道筋を多くの事例によって示し、未来の生活を支える低消費型エネルギー社会の設計図を描き出してみせる。

「母の友」2000年11月号 より