反原発、出前します


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「出前します」

 チェルノブイリ原発事故後、「専門家」ではない素人が、注文のあった場所に出向き、自分の言葉で原発の話をする「反原発出前の店」がスタート、いまも続いている。本書は、出前に出かける講師のため基本知識から最新情報までを解説した講義録。

『読売新聞』1993年5月1日号「家庭とくらし」欄より

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「出前します」

 1991年に行われた「反原発出前のお店」の講義録。このユニークな店名の由来は、オランダでエコロジー運動を展開してきたグループ「科学のお店」にヒントを得たもので、反原発運動の出前講師養成講座として87年から始められた。本書はいわば“反原発トラの巻”として、基本的な知識から最新情報までを写真、図表、イラストなどを豊富に駆使してまとめたもので、原発論議に欠かせない材料が詰まっている。
 原子力発電とは何かを理解するために、その基本的な仕組みと問題点を解き明かすことから始まり、原発事故とその影響、美浜原発2号炉事故の問題、核燃料サイクルの恐ろしさ、六ヶ所村計画の狙いと現状まで、徹底した実証にもとずくデータと分析で原発の危険性をクローズアップする。ともすれば感情論で語られ、「一時のブーム」とまで揶揄された反原発運動だが、本書は有効な反証として充分なテキスト。

『出版ニュース』1993年6月下旬号

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