書評 

クィア・スタディーズ97

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書評1
『クィア・スタディーズ’97』 書評1 書評2 書評3 書評4
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 ゲイ、レズビアン、トランスセクシュアルなどのマイノリティが、“クィア”という共通領域から多様なセクシュアリティを語る。21世紀の〈性〉が見えてくる1冊。

    1998年3月号 「翻訳の世界」

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書評2
クィア・スタディーズの2号目は婚姻法の特集

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 おおおおおっと、表紙のインパクトのあまりご紹介してしまったわけではありませんが、年刊誌『クィア・スタディーズ』の第2号、97年版です。ゲイ、レズビアン、トランスセクシュアリティなど性的マイノリティの声と考察を収めたもの。今回の特集は「婚姻法・ドメスティックパートナー制度」だが対談あり評論・論文あり、その他にも話題は多岐にわたっている。当事者から、フェミニズムから、文化人類学から、精神医学からさまざまな立場からの声が聞けて面白い。立場が違えば見方もいろいろあることもわかるし、興味のあるところから読み進めていけばいい。例えば「塔のある風景〜ヘテロ・セクシュアルを巡る私論〜」と題された木谷麦子氏の一文。ホモ・セクシュアルのアイデンティファイについては様々な言説がある中で、これは「異性に指向が向いている人間は、それを自覚的にとらえることがない」と、ヘテロ・セクシュアルとはなにか、と問い詰めていく。これは目からウロコがこぼれる思い。

     1998年2月号 『流行通信』

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書評3
『クィア・スタディーズ’97』

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 クィアとは変態のことである。ゲイやレズビアンのように、性の少数者たちが、差別された自分たちの地平を、もっとひろい場に解き放ちたいと変態研究を偏執委員会がおこなおうとするのが、この本。差別を差別される現実のなかで噛み砕く。そして、性転換希望者や半陰陽者たちも含めて、あたらしい共同体を目ざそうと願う。
 タイトルの横文字にひっかかるがともあれ、21世紀のセックスと題された座談で、この本は開幕する。年表。対象の発表。今年の変態についての最優良図書。アメリカと日本のパートナーのあるよう。結婚も含む法的な課題や、文化人類学や相談や婚姻制度の批判。同性愛、異性愛、両性愛討議。
 (A5版・254頁・2600円・七つ森書館)

       1997年12月下旬号 『出版ニュース』

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書評4
『クィア・スタディーズ’97』

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 クィアとは「現行のジェンダー/セクシュアリティー秩序に違和感を持ち、それを変革していこうとする人々の総称である」という。レズビアン、ゲイ、トランスセクシュアルなど、社会から変態(クィア)として一括りにされてきた性的少数者の中に、さまざまな差異が存在することが明らかになってきた。
 本書は、それら多種多様なセクシュアリティの現状認識と変革のための方法論など評論・論文を多数収録したもの。巻頭座談会「21世紀のセックス」は勉強になる。
 「世の中には百パーセント女性も、百パーセント男性も存在しないのです。女性と男性の間には多様な性が存在しているのです。そして誰もが性のグラデーションの中にいることにも、気がついてほしいのです」という言葉が心に残る。性自認と性的指向、性役割について考える刺激的な本。

     1997年12月15日号   『ふぇみん』(NO.2507)

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