2010年自然エネルギー宣言

「自然エネルギー促進法」
推進ネットワーク 編

定価:1000円+税
2000年刊
ISBN 4-8228-0040-7


地球温暖化や東海村の臨界事故を背景に、自然エネルギーの普及を目指す動きが一段と活発になってきた。一次エネルギー総供給における自然エネルギーの比率を、2010年までに10%に引き上げるため、政策面や技術面での問題点を検討し、対応策を列挙する。
また、超党派の「自然エネルギー促進議員連盟」によって立案された「自然エネルギー発電促進法」を収録。これからの自然エネルギーの情勢を読み解く格好の書。


「2010年自然エネルギー10パーセント戦略」に向けて
なぜ自然エネルギー促進法が必要か──河合 弘之
 

第1章 2010年自然エネルギー10パーセント戦略

1 風力発電500万キロワットへの挑戦──牛山 泉
 ●日本における風力開発の動向 
 ●NEDOの風況マップによる日本の風力資源 
 ●おわりに

2 バイオエネルギーの利用可能量──熊崎 實
 ●バイオマスとは 
 ●バイオマスフロー 
 ●日本のバイオエネルギー潜在量

3 太陽光発電500万キロワット──藤井石根
 ●日本の太陽光発電の導入目標値 
 ●太陽光発電を進めるためには

4 2010年自然エネルギー10パーセント導入による効果──朝野賢司
 ●GENが掲げる「2010年自然エネルギー10パーセント」の内訳 
 ●環境への効果 
 ●経済・雇用効果 
 ●地域への効果
 

第2章 導入拡大のための政策ツール 飯田哲也

1 自然エネルギーの電力買取りルールの必要性
          ―自然エネルギー市場の形成のために
 ●自然エネルギー普及に政策の軸足を! 
 ●自然エネルギーに対する公共政策の不在 
 ●泥縄的な電力会社メニューと「北電問題」
 ●1990年代以降の新しい政策ツールの発展 

2 自然エネルギー促進へ、望ましい「ルール」とは

3 自然エネルギー促進議員連盟による提案 

4 電力自由化と自然エネルギー
 ●地球環境時代の電力自由化 
 ●自由化に規制は許されないか? 
 ●市場化による透明化 
 ●「グリーン化」―電力自由化と自然エネルギー普及の統合へ

第3章 普及拡大の技術課題

1 電力の系統影響と社会的な費用負担の考え方──大林ミカ
 ●送電網全体での運用上の問題点 
 ●社会的費用負担のあり方 
 ●送電網利用のための明確なルールの必要性

2 日本における小水力発電と環境影響──古田 剛/吉岡洋介
 ●「自然エネルギー促進法」における小水力発電の定義
 ●環境影響から見たダム式水力と小水力 
 ●今後の利用・開発に関して

3 地熱発電 ──大林ミカ
 ●日本の地熱発電の現状 
 ●地熱発電の課題 
 ●地熱発電のこれから
 

第4章 初期導入のキャンペーン

1 自然エネルギーで自給する
 100コミュニティの創設を!──朝野賢司
 ●日本の地方自治体での自然エネルギー利用 
 ●NEDOによる支援策 
 ●EUでの地域エネルギー政策 
 ●地域の未来像を構想する
 「自然エネルギー100パーセントによる100自治体設置」を! 

2 洋上風力発電が日本を救う──牛山 泉
 ●風車のサイトは陸から海へ 
 ●日本の洋上風力資源 
 ●洋上風力発電の発電コスト 
 ●洋上風力発電の課題 
 ●救国の洋上風力プラン 

3 バイオマス・ガス化技術──熊崎 實

補章 資料

A 『未来へのエネルギー:再生可能エネルギー資源
  ―EU(欧州連合)の戦略と行動計画のホワイトペーパー(白書)』
                           の内容について
 ●白書の背景と現状 
 ●白書の内容 

B 「自然エネルギー促進議員連盟」のこれまで
              ──「自然エネルギー促進議員連盟」事務局

C 自然エネルギー発電促進法案要綱

D ドイツの新しい自然エネルギー促進法

おわりに