JCO臨界事故と
日本の原子力行政

JCO臨界事故総合評価会議 編
定価2800円+税
A5判 288ページ
2000年刊
ISBN 4-8228-0041-5


2人の死者と数百人の被曝者をだして、日本の原子力史上最悪の事故となったJCO臨界事故を17名の専門家が徹底的に検証します。政府の原子力安全委員会の報告書では不十分だった事実が、次々に明るみにだされます。ハイライトは、1182人に聞き取り調査した住民のアンケート調査。事故後に住民の意識がどう変わったのかが明らかにされます。


はじめに 古川路明
JCO臨界事故総合評価会議メンバー

各章の要約
政府への提言

序章 伴 英幸

第1部 事故の経過と原因
第1章 東海村臨界事故
    ―経過と原因に関する考察 古川路明
第2章 中性子線被曝と健康への影響 上澤千尋
第3章 事故原因について 伊東良徳
第4章 原子力安全行政の破綻と安全行政の独立のために 海渡雄一
第5章 核燃料サイクル開発機構(旧動燃)の責任について 伊東良徳

第2部 事故の影響
第6章 事故に係わる防災上の対応について
        ………………………末田一秀,中村義彰,山本定明
第7章 東海村住民と那珂町住民の被害・不満・不安
    ──JCO臨界事故住民生活影響調査の分析──
        ……………………長谷川公一,田窪祐子,根本がん

第3部 事故の社会経済的側面
第8章 原子力産業の現状とJCO臨界事故 西尾 漠
第9章 JCO臨界事故における損害補償 河合弘之
第10章 JCO事故とその対応に見る原子力開発体制の問題点 平田光司

おわりに 佐藤康英


JCO臨界事故総合評価会議メンバー
 
伊東良徳 (弁護士)
海渡雄一 (弁護士)
上澤千尋 (原子炉・安全問題担当,原子力資料情報室)
河合弘之 (弁護士)
白鳥紀一 (固体物性)
末田一秀 (自治体職員)
高木仁三郎 (核化学,原子力資料情報室)
田窪祐子 (社会学,富士常葉大学)
中村義彰 (消防職員)
西尾漠 (原子力資料情報室)
根本がん (水戸市民,地元市民活動家)
長谷川公一 (社会学,東北大学)
平田光司 (物理学,総合研究大学院大学)
古川路明 (核化学,四日市大学)
山本定明 (生物物理学,防災問題を追究中)
伴英幸 (事務局,原子力資料情報室)
井上年弘 (事務局,原水爆禁止日本国民会議)