狂牛病を追う
「酪農王国」北海道から
滝川 康治 著
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序 章 日本でも狂牛病が…… 第1章 揺れる酪農地帯で聞く 猿払村の人たちの思い 第2章 動物性飼料と「酪農王国」 穀物多給に走ってきた北海道酪農 第3章 「共食い酪農」を支えた工業的畜産 わが家の『酪農壁日記』から 第4章 感染ルートの特定は闇の中 無策を象徴する96年の行政指導 第5章 原点に戻り農業政策の転換を 北海道酪農の原点はデンマークにあり 終 章 「農と食」の再生へ 「安心」にこだわり、食の自給を高める あとがき |
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(序章より) 伝達性海綿状脳症(TSE)のひとつ、狂牛病の発生がイギリスの地で正式に確認されたのは1986年後半にさかのぼるが、この病気の起源には諸説あって未だはっきりしていない。病原性を有するプリオンによって引き起こされる、という説が有力視されており、潜伏期間が2〜8年と長い。国際獣疫事務局(OIE)の小沢義博氏によると、狂牛病に感染した牛の脳や脊髄組織の乳剤を直接、牛や羊、山羊、豚、マウス、ミンクなどに接種すると感染を起こす、という。 |